【賃貸】退去連絡の仕方・流れ・忘れがちな注意点を解説
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「今住んでいる賃貸から引っ越したい」というときに浮かぶのが「手続きってどうしたらいいの?」「いつまでに誰に連絡したらいい?」という疑問。
賃貸の退去連絡の連絡先や連絡方法は、契約書に記載があります。
また賃貸からの退去にあたっては退去連絡だけではなく、電気やガスなどのライフラインの解約手続きも必要。実はこれら手続きを忘れやすいので注意が必要です。
この記事では「賃貸物件からスムーズに退去するポイント」と「忘れやすい電気・ガス・水道の手続きを代行してくれる窓口」についてを解説します。
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賃貸退去時連絡のタイミング
賃貸物件から退去したい場合・退去することが決まった場合には、まず「退去連絡(退去したい旨の通知)」をします。
「退去通知すべきタイミング」や「退去通知の注意点」について解説します。
退去連絡をする時期
退去連絡の時期はたいてい退去の1~2ヶ月前。「1ヶ月前までに退去通知をしてください」という賃貸物件が多いです。
ただ賃貸物件によっては退去2ヶ月前まで通知しなくてはいけないこともあります。
賃貸物件ごとの退去通知の期限は、入居時にもらった契約書の「退去予告期間」の項目に記載されていますので、退去を決まったらまず契約書を確認してください。
例えば「3月末で退去したくて、1カ月前までに解約申込みしてくださいと契約書に記載がある場合」には、2月末までに連絡すればOKです。
なお契約書に解約通知の時期についての記載がない場合(定めがない場合)には、解約通知の期限は3ヶ月前となります。
余裕を持って早めに連絡を
退去連絡は「1ヶ月前までに連絡すればいいから、あとからすればいいや」と後回しにするのではなく、引っ越しと新居が決まった時点で早めに行いましょう。
というのも、マンション・アパートの掃除や引っ越しの荷造りなど、退去・引っ越しにあたってはやることがたくさんあります。
「後回しにしていて、忙しくてうっかり忘れてしまう」という可能性がありますので、早めの連絡がおすすめです。
退去連絡が遅れたらどうなる?
退去連絡を忘れていて、定められた解約予告期限を過ぎてしまった場合にはどうなるのでしょうか。
「2カ月前までに申告しなければいけなかったのに、連絡が1カ月前になってしまった」などの場合には、1ヶ月分の家賃を余計に払う必要があります。ちなみに、家賃はたいてい日割り計算ではなくて月割り計算になっています。
また退去時期と賃貸の契約更新時期がかぶっていた場合には、更新料を支払わなくてはいけないケースも。これは大きな負担になりますよね。
無駄な費用が発生しないように、やはり退去連絡は早めに行いましょう。
退去連絡のタイミングの注意点
退去連絡のタイミングには、2つの注意点があります。
- 退去連絡は引っ越し先が決まってから行う
- 退去のタイミングによっては、家賃が二重で発生してしまう可能性がある
まず新しい家が決まっていないのに退去連絡をして手続きを進めてしまうと、「新しい家が決まっていないのに退去期限が来てしまう」という可能性があります。この場合、一時的に住居を失ってしまいますよね。
また引っ越し先に入居するタイミング(引っ越し先の契約開始日)によっては、旧居と新居の家賃が二重で発生する可能性があります。
例えば家賃や日割りではなく月割りで計算される賃貸だと「月初に引っ越した場合でも、旧居の1ヶ月分の家賃が必要」となってしまいますね。反対に新居では「月末に入居したのに、新しい家の家賃がまるまる1ヶ月分とられた」ということも。
タイミングには注意が必要です。
退去したいが契約書が見当たらないときは?
「退去連絡をしたいが、賃貸の契約書をなくしてしまった」という場合もあるでしょう。
契約書は大切に保管しておくべきものですが、模様替えをしたときなどにうっかり紛失してしまうケースもあります。
契約書を紛失したことによるペナルティーは特にありません。
契約書を紛失してしまい、解約予告期間や解約方法が確認できない場合には、大家さんや管理会社に直接問い合わせてください。
管理会社と仲介業者が別々の場合、仲介してくれた不動産業者では契約書の内容まではわからない可能性が高いです。
退去連絡後の流れ
退去通知後の流れについても簡単に紹介しておきます。
- 退去連絡をする
- 引っ越し日の連絡をし、退去立会い日を決める
- 引っ越し・退去立会い・鍵返却
- 敷金精算(たいていは振り込み)
管理会社や大家さんによりますが、退去連絡時点で明確な引っ越し日が決まっていなくても、退去連絡して構いません。
引っ越し日がはっきりと決まっていない場合には、退去連絡の時点ではまず「退去すること」と「退去日の目安」だけを伝えればOKです。引越し日が決まったら改めて連絡し、退去立会い日を決めてください。
退去連絡のやり方については、次から詳しく説明します。
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退去時連絡のやり方
退去連絡の流れは、一般的には以下のようになります。
- 契約書で退去通知の期限と連絡先を確認
- 退去連絡の電話をする
- 退去通知の書面を送付する
では退去連絡では、誰に連絡して何を伝えればいいのでしょうか。ここでは具体的な退去連絡の方法について説明します。
退去連絡の相手
退去連絡の連絡先は大家さんまたは管理会社です。
管理会社が入っている場合には管理会社に連絡します。管理会社が入っていない場合には、大家さんに直接連絡しましょう。
誰に連絡すべきかや連絡先・連絡方法は、解約予告期間とともに契約書に記載されていますので確認してください。
退去連絡の電話で伝えること
退去の連絡は、一般的にはまず電話連絡です。「退去したいので手続きをお願いします」と電話しましょう。
その他、電話で伝える主な内容な以下のとおりです。
- 契約者の名前
- 賃貸物件名と部屋番号
- 連絡先
- 退去希望日
引っ越し日が明確にわかっていれば、日程を伝えてください。引っ越し日がまだはっきりとわからない場合には、引っ越し日の目安(「3月の最終週を予定している」など)を伝えます。
後日退去日が決まったらすぐに管理会社に連絡しましょう。
管理会社によっては「退去○週間前までに具体的な日程をお知らせください」と伝えてくれることもあります。
電話のあとに書面を送付
電話で退去連絡をしたあとに、大家さんや管理会社宛てに退去通知書(解約通知書と呼ぶところもあります)を書類で提出します。
退去通知書は契約書に添付されていたり、退去連絡をしたあとに管理会社から送られてきたりします。家に見当たらない場合には、管理会社にその旨を伝えて送付してもらいましょう。
「電話連絡の日ではなく、解約通知書が管理会社に到着した日が解約通知日になる」としている管理会社も多いので、なるべく早く返送してください。
退去連絡方法の注意点
一般的な退去連絡の手続方法を紹介しましたが、実は大東建託などだとインターネット上の送信フォームから退去の連絡をすることになっています。
他にエイブル保証も電話での解約申込みはできず、インターネットか書面での連絡となります。
このように管理会社によって退去連絡の流れは異なりますので、必ず契約書や公式サイトで確認してくださいね。
駐車場の解約連絡も忘れずに
賃貸マンション・アパートとは別に駐車場を借りている場合には、駐車場の解約連絡も必要です。
駐車場の契約書を確認し、契約書で決められているとおりに駐車場オーナーまたは管理会社に連絡してください。
マンション・アパートの賃貸契約に駐車場も含まれているなら、部屋と同時に解約されますので、別途の手続きは不要です。
退去連絡のキャンセルはできる?
「転勤する予定だったが、会社の都合でがなくなった」など、退去をキャンセルしたい場合もあると思います。退去のキャンセルはできるのでしょうか。
原則として「退去連絡をしたあとの退去キャンセルはできない」という決まりになっています。通常、退去連絡をしたらすぐに新たな入居者の募集が始まるからです。
ただし次の入居者が決まっていない場合には、退去をキャンセルできる可能性があります。一度管理会社に連絡してみてもいいかもしれません。
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電気 ガス 水道の解約手続き
退去が決まったら引っ越しの準備をします。引っ越し準備で忘れやすいのが、電気・ガス・水道などのライフラインの解約手続きです。
電気・ガス・水道の手続きが漏れてしまいやすい理由と、手続き忘れによる失敗例を紹介します。
退去にあたってはライフラインの解約が必要
退去が決まったら、電気・ガス・水道の解約連絡をする必要があります。
建物全体で電気や水道を一括契約している場合(家賃と一緒に電気代・水道代が引き落とされているケースなど)を除いて、自分で手続きしなくてはいけません。
ライフラインの解約方法
契約している電力会社・ガス会社・自治体の水道局に連絡をします。
電気・ガスについてはたいていインターネットで手続きができます。解約連絡のフォームに沿って、必要事項を入力してください。
水道についてはインターネットで解約手続きできる自治体もありますが、電話のみで受け付けているところも多いです。
電話連絡の場合、引越しシーズンである3~4月や、朝一番の時間帯・昼休みの時間帯などは電話がつながりにくいケースも。
そのため、退去が決まったらできるだけ早めに連絡するのがオススメ。電気・ガス・水道のいずれも、退去約1ヶ月前から解約手続きを受け付けているところが多いです。
遅くとも退去1週間前までには連絡を終えておきましょう。
ライフライン解約の注意点
ガスの解約にあたっては、立会いが必要になるケースがあります。例えば以下のような場合です。
- オートロックの賃貸物件から退去する
- ガス警報器などの取り外しが発生する
オートロック物件だと、メーター確認の際に作業員さんがメーターのところまで入れないからですね。
立会いが必要な場合、立会いの時間に合わせて旧居にいる必要があります。訪問時間帯はガス会社が設定している時間帯から選べます。
東京ガスの場合だと「9~12時」「13~15時」「15~17時」「17~19時(月~土曜日のみ)」の時間帯が設定されています。
希望の日と時間帯をおさえるためにも、早めの連絡がオススメです。
ライフラインの解約に関するお悩み
ライフラインの解約については、以下のようなお悩みがあります。
連絡先が不明で、調べるのも面倒でそのままにしてしまっていた
土日しか電話できないのに、土日は電話窓口が混んでいて繋がらない 連絡していたが、なかなか窓口がつながらず後回しにしてしまっていた
仕事や引っ越し準備をしながらだと、ついつい連絡が後回しになったり忘れてしまったりする人も多いです。
しかも旧居の解約だけではなく、新居でのライフラインの使用開始もしなくてはなりません。
従来は退去・引っ越しのタイミングで「現住所の電気・ガス・水道の解約連絡」と「新居の電気・ガス・水道の利用開始の連絡」が必要だったので、最低でも3回(同じ市区町村内で引っ越す場合)、多い場合は計6回も連絡をしていました。
ライフラインの解約に関する失敗例
ライフラインの手続きの失敗例には、以下のようなものがあります。
- 電話がつながらず後回しにしているうちに忘れてしまい、引っ越し当日に気づいた
- 新居の電気・ガス・水道の手配を忘れていた
- インターネットで手続きをしたら、手続きが完了してなくて当日使えなかった
ライフラインの解約手続きを忘れたまま退去してしまった場合、使っていないのに旧居の光熱費を請求されてしまいます。
また新居の手続きを忘れていた場合には、新居で「ガスが使えない」「電気がつかない」という失敗も。
当日連絡でも、ガス閉栓・開栓に来てくれたり、電気を使えるようにしてくれたりと、ガス会社も電力会社もできる限りは対応してくれます。
ただ希望通りの時間に閉栓・開栓ができないなど、引っ越しのスケジュールが狂ってしまう可能性があります。
引っ越し手続きの失敗やストレスを減らすには
手続き漏れなどの失敗や「電話がなかなかつながらなくてイライラ」といったストレスを減らすためにオススメなのは、引っ越し手続き一括代行サービス。
従来であれば電力会社・ガス会社・水道局にそれぞれ連絡しなくてはいけませんでした。
しかし一括代行サービスを利用すれば、ひとつの窓口に連絡するだけで電気・ガス・水道の解約と利用開始の手続きが完了。
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ライフラインの解約以外にやるべきこと
引っ越しにあたっては、ライフラインの解約以外にもやるべきことがあります。主なものを紹介しますね。
- 入居時の備品を揃えておく
- 部屋を掃除する
- 火災保険を解約する
まずは入居時の備品を揃えること。照明器具やエアコンのリモコン、備え付けのキッチンの付属品などですね。間違って新居に持って行ってしまうと、返却の手間がかかります。
また退去日までに部屋を掃除しておくことも大切。
退去にあたっては「退去立会い」があります。部屋の汚れやキズを見て、原状回復費用や借り主への請求額を見積もるためのものです。退去立会いまでにある程度掃除しておくことで、請求される費用が安くなる可能性があります。
ハウスクリーニングや大掃除レベルでキレイにする必要はありませんが、市販の洗剤で「油汚れを拭き取る」「カビ汚れを落としておく」くらいの掃除はしておきましょう。
また火災保険の解約手続きも忘れがち。
賃貸物件に入居する際、2年契約(自動更新)で火災保険に加入している人がほとんどだと思います。退去時に火災保険を解約することで、残っている契約期間に応じて保険料が戻ってきます(解約返戻金)。
火災保険の解約方法は保険会社によって異なります。保険証書を確認し、保険会社に連絡して手続きを行ってください。
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退去時の電気 ガス 水道の手続きは一括代行サービスを使えば安心!
賃貸物件から退去する際には、事前に退去連絡が必要です。
退去連絡のタイミングは賃貸物件により異なりますが「退去1~2ヶ月前が連絡期限」というところが多いです。
期限を過ぎると余計に家賃がかかってしまうので注意。
一般的な連絡方法としては「まず電話で連絡し、次に書面を提出」となります。ただ管理会社によっては電話では受け付けていないところもあるので、賃貸の契約書を確認してくださいね。
駐車場を借りている人は、駐車場の解約連絡も忘れずに。
また賃貸からの退去に伴って必要になるのがライフラインの手続きです。意外に忘れがちなので注意しましょう。
「水道局になかなか電話がつながらない」「面倒だからまとめて手続きしたい」という人には、一括代行サービスがオススメ。
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