防犯カメラを屋内に設置するには?カメラの選び方やポイント【店舗・オフィス編】

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近頃の防犯カメラは屋外・屋内向けに機能や価格帯が多様化しており、おすすめを見ても購入するべき製品が分からずに迷ってしまいます。特徴も小型のものやワイヤレスでスマホに対応するもの、長時間の録画が可能なものとさまざま。

自社にぴったりのカメラを知りたいのであれば、屋外・屋内などの目的に合わせて製品を選ぶ必要があるのです。

そこで今回は、店舗やオフィスなどの屋内を想定した防犯カメラについて、メリットや選び方のポイントを解説していきます。

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1.店舗やオフィスに防犯カメラを設置するメリット

数多くリリースされている屋内向け防犯カメラの中からぴったりの製品を選びたいなら、まずはどのような使い方を想定しているのか、改めて洗い出しておくことが大切です。
はじめに屋内用に防犯カメラを設置するメリットを、ケースごとに解説します。

1-1.レジ周りなどのトラブル解決

飲食店をはじめ、業種を問わず店舗を運営する経営者にとって、金銭のトラブルはできるだけ起こってほしくないもの。
屋内向け防犯カメラをレジ上の天井に設置すれば、経営者にとっても避けたい釣り銭の間違いや内引き、盗難などのトラブルを避けることができます。

もしあまり目立たせたくない場合は、小型のワイヤレスカメラなどがおすすめです。
録画した映像を活用して、金銭の入出金や受け渡し時の対応などもチェックすると良いでしょう。常に録画しておくチェック体制は、従業員が気を引き締めて業務にあたることにも繋がるのです。

また防犯アピール用に屋内から屋外を撮影できる場所に防犯カメラを設置すれば、犯罪への抑止力にもなります。

1-2.遠隔地から混雑状況をリアルタイムで確認

屋内向け防犯カメラの役目は、前述したようなトラブル(ミスや盗難・内引き)の予防はもちろん、遠隔地からの状況確認にも利用できるメリットがあります。

機能としては、例えばスマホ対応のカメラやワイヤレスのカメラ、ネットワークカメラなどが該当します。
特に複数の店舗を回る必要がある経営者や、出先でも店舗の様子を確認しなければならないマネージャーなどに、ぜひ取り入れていただきたい機能です。

スマホから屋内・屋外の様子をチェックできるクラウド型の防犯カメラは年々増えており、そうしたモデルはモニターや配線など余分な機器を置く必要がありません。もし店舗のバックスペースなどに余裕がない場合は、wifiを使える小型防犯カメラや、無線で使えるワイヤレスの防犯カメラを選ぶと良いでしょう。

1-3.スタッフ、従業員のオペレーション把握

経営者やマネージャーにとって、店舗の業務効率の改善は常日頃の課題といえるでしょう。
屋内の各天井に防犯カメラを設置し、録画した映像を見直すことでスタッフの接客やオペレーションを改善できます。

さらに屋内用の防犯カメラには、映像の録画以外に音声を保存できるタイプもあります。店舗の営業中の実態を、より細かく見える化したい場合に有効です。マネージメントに忙しい方も、空き時間を活用して改善すべき課題に取り組めます。

うまく屋内に設置し活用できれば、店舗管理の効率化やコスト削減にも繋がるでしょう。

1-4.夜間の屋内における防犯対策

屋内用の防犯カメラが持つもっともメジャーな役割の1つが、夜間の防犯対策でしょう。
屋外と違い屋内は暗いため、閉店後の店内の録画などは飲食店や事業所にとって必須の防犯対策といえます。また「屋内防犯カメラ作動中」や「夜間は防犯カメラが作動しています」など、高い防犯意識をアピールすることで盗難などへの抑止力にできます。

以上、ここまでが屋内用の防犯カメラを設置する代表的なメリットといえます。

次は屋内用の防犯カメラを検討する際、頻繁に出てくる用語を解説します。
今後の防犯カメラの情報収集に活用してください。

2.知っていると便利!カメラの専門用語

防犯カメラの性能を比較する際、「画素」「画角」といった専門用語をよく見かけます。これらの意味を知っている方も多いはず。
一方で「F値」や「PTZ」などはどうでしょう。同じくらい頻出する言葉であるにも関わらず、意味が分からない方は多いのではないでしょうか。

とはいえ、わざわざ防犯カメラのために勉強をするのも大変です。簡単に専門用語の意味を解説しておきますので、性能を比較する際はぜひ活用してください。
特に今回ご紹介する5つの用語は、屋内用の防犯カメラを検討する際にも大切になってきますので、知っておいて損はありません。

2-1.画素数(またはピクセル)

画素(がそ)とは、画像を分解したものを表す最小の単位です。英名でピクセルとも呼ばれます。
防犯カメラの性能で「100万画素」などの記載を見たことはあるでしょう。これは1つの画像を100万個もの情報(画素)に分解していることを表します。

例えば全く同じ写真を画素数が違う2つのカメラで撮った場合、画素数が高いカメラの方がより細かく写真を分解できるので、被写体を繊細に表現できます。これは映像録画の場合も同様です。画素数が高い方が「画質が良いカメラ」と呼ばれています。

2-2.画角

画角(がかく)とは、カメラが撮影出来る範囲を角度で示したもの。また画角にも2種類あり、水平方向を表す水平画角、または垂直方向を表す垂直画角があります。

画角の広さはレンズによって決まります。一般的に「広角レンズ」は、近い距離を広範囲にカバーする用のレンズ。「狭角レンズ」は、望遠など遠い距離に焦点を合わせる用のレンズとされています。
もし防犯カメラでカバーできる範囲を広くしたい場合は、少し広角の種類がおすすめというわけです。

2-3.F値

F値とは、映像や写真に取り込む光量をコントロールする値を示しています。これは明るさやピントの合いやすさを左右します。
F値が低い防犯カメラほど暗い場所を映す能力が高くなります。逆にF値が大きい防犯カメラは、光量を多く取り入れるため、動きのある被写体にもピントを合わせやすいことが特徴です。
屋内用・屋外用や、店内の光量などを考慮し、用途によって使い分けることが大切です。

2-4.PTZ

PTZとは、P=パン / T=チルト / Z=ズームの3つの機能を表します。天井に設置するドーム型の防犯カメラなどが代表的です。
それぞれが対応する意味は以下の通りです。

・パン=防犯カメラを左右に動かせる機能
・チルト=防犯カメラを上下に動かせる機能
・ズーム=映像のズームイン・アウト機能

PTZは「PTZ機能」や「PTZカメラ」という使い方をされており、可動域が広く1台で広い範囲を監視できることを表しています。
ちなみに「PTZ制御」という機能表記がある防犯カメラは、遠隔でこれらの操作が可能なことを示しています。

2-5.PoE

屋内用に防犯カメラを設置する際、考えておきたいのは「電源」を確保することです。
PoEとは「Power over Ethernet」を略した呼び名で、簡単に説明するとLANの通信ケーブルから電力供給できる機能のことです。
つまりPoEは、wifiを使って映像を送受信するネットワークカメラに多く搭載されています。
PoEのメリットは電源不要な点。また屋内でも省スペースの防犯カメラとして活用できる点です。またカメラの場所を移動したい場合でも、LANケーブルを伸ばすだけなのでとても楽です。

以上、屋内用の防犯カメラを選ぶ際に確認しておきたい専門用語について解説しました。
これらを理解しておけば、「レジの手元が見えにくい」「店内の動きを正確に録画できない」といった事態を回避できます。

しかし実際のところ、防犯カメラの導入を検討している方のほとんどは、こうした知識を勉強したいわけではないですよね。
そこでここからは、屋内用の防犯カメラにおすすめしたい「ネットワークカメラ」と呼ばれるカメラをご紹介します。

3.今注目のネットワークカメラとは?

ネットワークカメラとは、wifiを通して映像をパソコンや携帯電話などから確認できるカメラのこと。ドーム型のものが代表的です。
カメラが個々のIPアドレスを持っているため、最近では「クラウド型カメラ」や「IPカメラ」とも呼ばれるようになりました。

なぜ屋内用の防犯カメラに、wifiで接続するネットワークカメラがおすすめなのでしょうか。
ここでは、屋内用の防犯カメラとしてネットワークカメラを採用するメリットをご紹介します。

3-1.屋内の防犯カメラにネットワークカメラを設置するメリット

ネットワークカメラを屋内用の防犯カメラとして使用するメリットには、以下のようなものがあります。

・省スペース

スペースには、小型やワイヤレスのカメラが効果的。それはもちろんですが、wifiが使えるネットワークカメラもおすすめです。
多くのネットワークカメラは、前述したPoE(LANケーブルのみで電力を供給できる技術)に対応します。

また防犯カメラで屋内を撮影した映像は、スマホやパソコンのみで確認できる上、クラウドに保存されます。電源不要、配線や取り付けも工事不要で録画機のような余計な機材もいりません。

・セキュリティ面でも安心

大手通信会社のような、信頼性の高い会社が提供するネットワークカメラであれば、録画された映像は全て暗号化されます。
カメラやネットに関する特別な知識がなくても、複雑な設定なしで録画データも安全に管理できるのです。

・複数のカメラを一度に管理できる

屋内に設置された複数の防犯カメラ映像を、wifiを介してパソコンから管理できます。
また導入初期は、カメラの配置を変えたくなることも多いもの。複雑なコード配線の取り回しの良さは見逃せません。

・工事費を抑えられる

wifiが使えるネットワークカメラは、配線がインターネット回線のみで良いため工事不要です。従来の防犯カメラに必要だった取り付けの工事費を節約できるのは、大変嬉しいメリットの1つ。そのため複数の防犯カメラを設置する場合は、無線で使えるワイヤレスタイプや、wifiのみで済むネットワークカメラを選ぶとより節約につながります。

3-2.ネットワークカメラは屋内の防犯におすすめ

このような導入の気楽さから、ネットワークカメラは屋内用の防犯カメラにぴったりといえます。
特に弊社がご案内するこちらのクラウド型防犯カメラは、価格も安いのでおすすめ。大手のNTTが提供する法人向けの代表的なネットワークカメラとして好評です。

4.設置する前に確認したい屋内用カメラ選びのポイント

ここまで、屋内用の防犯カメラに関する解説を行ってきました。
では実際に多くのカメラの中から1つの製品を選ぶ際、どのようなポイントを確認しておけば良いでしょうか。
詳しく解説していきます。

4-1.遠隔地から映像を確認できるか?

もし複数の店舗や拠点に防犯カメラを設置していた場合、録画した映像を経営者やマネージャーが離れた場所からスマホで確認できると便利ですよね。それは外出先だけでなく、バックオフィスで仕事をしている時でも同じです。

スマホやタブレットなどを使って、どこにいても確認できるクラウド型防犯カメラを設置すれば、防犯やオペレーションチェックにかかるストレスは大幅に軽減されるでしょう。

4-2.クラウド保存で安心

長期間の保存でも鮮明に映像をチェックできる点は、防犯上でも重視したいポイントです。
従来の防犯カメラと違い、クラウド型防犯カメラで保存した映像はデータとして保存されます。録画機もないのでメンテナンスの必要がありません。

ここで注意していただきたいのが、安全性の高いクラウド型防犯カメラを選ぶこと。
映像のデータはwifiを通して保存されるものですので、セキュリティの面で安心できる防犯カメラを選びましょう。

4-3.暗い場所も鮮明に映る

店舗や事業所にとって、夜間の防犯は大切。屋外用だけでなく、屋内用の防犯カメラといえど油断せずに動作させたい方も多いのではないでしょうか。

こうした夜間の防犯であれば、暗視機能付きカメラがおすすめ。赤外線で夜間の映像確認もできるので、真っ暗でも撮影・録画できて安心です。最近のカメラは光感度センサーにより、昼は通常通り撮影された後、夜は自動で赤外線による撮影に切り替わるようになっていますので便利です。

4-4.映像がクリア

できるだけ良い画質の防犯カメラを屋内用にすることで、お客様の動きなどを細かく確認できます。
またレジ上の天井に設置すれば、スタッフの会計時のやり取りなどをスマホからチェック可能。ミスの防止・業務改善にも役に立つのです。

また夜間の防犯でも、録画映像の画質は大切です。さらに動体検知/通知機能なども備わったカメラだと安心でしょう。
これは屋内用防犯カメラが音や動くものを検知したら、管理者のスマホなどへ通知を入れる機能です。

4-5.導入のしやすさ

導入しやすい防犯カメラなら、購入者自身で設置できる小型のものがおすすめ。特に初めての防犯カメラなら、簡単に設置・接続できる小型のものや、wifiで接続できるクラウド型のネットワークカメラがおすすめです。

また小型のクラウド型防犯カメラやワイヤレスカメラなどは作業人数も少なく済みますので、設置作業のためにわざわざ営業を止める必要もありません。
不安な方は設置サポートがある防犯カメラから、導入を検討すると良いでしょう。

以上、屋内用の防犯カメラ選びのポイントについてご紹介しました。
さまざまなポイントはあっても、やはり大切なのは設置を予定している環境で使えるかどうかの判断です。

NTTが提供するギガらくカメラは、飲食店やオフィス、屋外の建築現場の見守りなどあらゆる環境で活躍しています。
自社と同じ業種の導入実績を見て、設置実績が豊富であれば検討してはいかがでしょうか。

5.屋内防犯カメラのおすすめはこれ

今回は店舗やオフィスなど、屋内用の防犯カメラについてメリットやポイントを紹介しました。

ご紹介したカメラの他にも、現行の製品には小型タイプやワイヤレスタイプなど、さまざまな防犯カメラが流通しています。良い性能のカメラを選びたい気持ちはあっても、予算には限度があるもの。最終的には「これで十分」と思えるバランスの取れた防犯カメラを、予算内で選ぶことが大切です。

5-1.法人におすすめしたい防犯用カメラ

弊社がおすすめするギガらくカメラは、料金や性能の面でバランスの取れたクラウド型防犯カメラです。
初期費用は無料で、月額3,300円(税込)からはじめられる導入のしやすさが魅力。
スマホ・タブレット対応、ハイビジョン画質の録画や夜間の防犯も可能と、充実の機能が揃っています。

また店舗や事業所はもちろん、保育の見守りや自治体など、さまざまな環境への導入実績も豊富です。
サポートも365日ご利用いただけますので、トラブルの際にも安心。初めての導入でも、しっかりとサポートいたしますのでお任せください。

経営者の方にぴったりの防犯カメラをお探しなら、ギガらくカメラを検討してみてはいかがでしょうか。

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