【退去時】ハウスクリーニングの費用相場紹介!損しないために確認しよう!

賃貸物件からの退去時には、専門業者が部屋をハウスクリーニングするのが一般的です。

次の入居者に部屋を貸す目的で行うハウスクリーニングは、大家さんが費用負担するのが原則。ただ賃貸契約の内容などによっては、「入居者が費用負担するケース」や「追加費用が発生するケース」もあります。

退去時に入居者がハウスクリーニング費用を負担すると決まっているものの、相場がわからず不安な方も多いかもしれません。

そこでこの記事では「退去時のハウスクリーニング費用の相場」や「費用を抑える方法」を解説します。

最後まで読んでいただければ、退去時にかかるハウスクリーニング費用相場がわかり、漠然とした不安が解消されるはずです。

ハウスクリーニングは引越し時に必須?

賃貸住宅からの退去時、ハウスクリーニングは必須なのでしょうか。


結論から言いますと、入居者の退去後に専門業者によるハウスクリーニングが行われるのが一般的です。
次の入居者が気持ちよく内覧し、入居開始できるようにするためですね。

ただ退去前に入居者が自分でハウスクリーニングを依頼するケースはまれです。通常、入居者は退去前に自分でできる範囲の掃除をするだけでOK。

クリーニング業者は大家さんや管理会社が予め決めていて入居者では選べないことが多いですし、ハウスクリーニングが入るのは退去後だからです。

また「退去時のハウスクリーニング費用を誰が負担するか」については、「賃貸契約の内容」や「汚れがついた理由」により異なります。つまり入居者が負担するケースもあれば、大家さんが負担するケースもあります。

そこで次の章からは「退去時のハウスクリーニングの相場」「誰がハウスクリーニング費用を負担するか調べる方法」「ハウスクリーニングが入居者負担になる場合に、負担を少しでも減らす方法」について解説します。

ハウスクリーニングの料金相場

退去時に入居者がハウスクリーニング費用を負担する場合、相場はどれくらいなのでしょうか。

一般的には以下のようになります。

間取り 費用相場
1R・1K 15,000~30,000円
1DK・1LDK 30,000~50,000円
2DK・2LDK 30,000~80,000円
3DK・3LDK 50,000~100,000円
4DK・4LDK 75,000~130,000円

※2022年3月時点の情報です。

なお上記はあくまで目安であり、実際にかかる費用は以下の条件によっても異なります。

  • 地域
  • 部屋の平米数(広いほど高い)
  • 部屋の汚れ具合(汚れがひどいほど高い)

ハウスクリーニングする場所ごとの費用相場

退去時のハウスクリーニングでは、部屋全体をクリーニングするのが一般的です。

ただ中には「退去前に、特に汚れているところだけ事前にキレイにしておきたい」という方もいるでしょう。このような場合、クリーニングする場所を限定して依頼もできます。

ハウスクリーニングのニーズが高い場所について、費用の相場を紹介します。

場所 費用相場
キッチン ・キッチン:15,000~20,000円
・レンジフード/換気扇:13,000~16,000円
お風呂 12,000~18,000円
トイレ 6,000円~10,000円
洗面所 7,500~10,000円
8,000~15,000円/6帖
エアコン 8,000~16,000円

キッチンクリーニングの費用相場

キッチンクリーニングでは「シンク・コンロ」「レンジフード・換気扇」など、キッチンのどこをクリーニングしてもらうかによって費用が変わってきます。

キッチンクリーニングの費用相場は以下のとおりです。

キッチン(コンロ、シンク、キッチン戸棚など) 15,000~20,000円
レンジフード・換気扇のみ 13,000~16,000円

※2022年3月時点の情報です。

キッチンクリーニングで清掃してくれる範囲は業者により異なりますので、公式サイトなどでカバーされる範囲をチェックしておきましょう。

キッチンとレンジフードのクリーニングをセットで頼むと、料金が割引されるケースもあります。

お風呂クリーニングの費用相場

お風呂のハウスクリーニングでは、バスタブはもちろん壁・床・窓・蛇口・換気扇など、バスルーム全体を清掃してもらえます。


お風呂クリーニングの費用相場は12,000~18,000円程度です。

一般的に「浴室乾燥機のクリーニング」「鏡のコーティング」などはオプションサービスになります。

トイレクリーニングの費用相場

トイレの尿石汚れは、素人ではなかなか落としにくいものです。

しかしプロのクリーニングを利用すれば、便器だけではなくタンクの黒ずみや黄ばみもかなりキレイにできます。床や壁も掃除してもらえます。

トイレクリーニングの費用相場は比較的安く、6,000円~10,000円です。

洗面所クリーニングの費用相場

洗面所クリーニングでは洗面ボウルのほか、鏡や蛇口も掃除してもらえます。

洗面所の費用相場は7,500~10,000円程度。

お風呂場のハウスクリーニングとセットにすることで、割引が効く業者もあります。

床クリーニングの費用相場

床には「フローリング」「カーペット」「畳」など、さまざまな材質があります。

床クリーニングは床の材質によりかなり費用が変動しますが、一般的には6帖程度の広さで8,000~15,000円程度です。

「もともとのワックスをはがして、新たにワックスをかける」などの場合には、費用は高くなります。

エアコンクリーニングの費用相場

エアコンのクリーニング代は機種により異なり、最近増えている「自動お掃除機能付き」の機種は費用が高くなります。高機能モデルは構造が複雑なので、分解や掃除に手間がかかるからですね。

エアコンクリーニングの費用相場は以下のとおりです。

一般的なモデル(壁掛けタイプ) 8,000~10,000円
お掃除機能付き(壁掛けタイプ) 14,000~16,000円

※2022年3月時点の情報です。

また天井埋込みタイプのエアコンの場合、費用はやや高くなります。

「水回りパックプラン」ならオトクになる

ニーズの高い「トイレ」「キッチン」「浴室」のクリーニングがセットになった「水回りパックプラン」を用意しているハウスクリーニング業者もあります。

水回りをまとめて依頼するなら、パックで申し込んだほうが費用を抑えられる可能性が高くなります。

退去が決まったら契約書を確認しよう

賃貸物件からの引越し・退去が決まったら、契約書で「ハウスクリーニング」や「退去費用」について定められている項目をチェックしましょう。

ハウスクリーニングにかかる費用を入居者(借主、賃借人)と大家さん(貸主、賃貸人)のどちらがどの程度負担するのかについて、賃貸の契約書で定められているからです。

この章では退去時のハウスクリーニング費用について、「チェックすべき内容」や「具体的な費用がどう決まるのか」を紹介します。

特約に注意!しっかり確認しよう

ハウスクリーニング費用は原則として大家さん負担です。しかし以下のような場合には、入居者がハウスクリーニング費用を負担します。

  • 入居者の「故意」「過失」「通常を越える使用」により部屋が汚れた場合
  • 賃貸契約の特約で、ハウスクリーニング費用を入居者が負担すると定められている場合

そのため退去が決まったら賃貸契約の特約をしっかり読みましょう。

入居時から特約で決まっている場合、退去時に「本来ハウスクリーニング費用は大家さんが負担すべき!私は払わない」と主張しても、費用負担を避けることは不可能です。

なお「退去時の原状回復に関する費用負担の考え方」「原状回復に関するガイドライン」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

費用が一律で決まっている場合

ハウスクリーニング特約では「ハウスクリーニング費用は一律4万円とする」などと決められていることがあります。

この場合、たとえワンルームの部屋でハウスクリーニング費用の相場が4万円より安かったとしても、入居者は4万円を支払わなくてはなりません。

また部屋の汚れがひどい場合には、追加でクリーニング代を請求される可能性もあります。

追加費用が発生しないようにするためには「退去までに、汚れが目立つ部分を自分でできるだけキレイに掃除しておく」ことが必要です。

費用が一律で決まっていない場合

契約書でクリーニング費用の金額が決められていない場合は、原状回復のための費用を大家さんと入居者がそれぞれの責任に応じて負担します。

基本的には以下のような考え方で負担割合を決めます。

  • 大家さん:経年劣化や通常の使用による傷み(通常損耗)の修繕費用を負担
  • 入居者:故意・過失・通常を越える使用による汚れや傷みの修繕費用を負担

具体的には賃貸物件からの退去時に行われる「退去立会い」の結果により、修繕費用の負担割合が決められます。

入居者負担分は敷金から差し引かれるのが一般的。敷金なしの物件では、退去費用としてハウスクリーニング費用を用意します。

退去立会いとは?

退去立会いとは、入居者と大家さん(または管理会社の担当者)が一緒に行う「室内のキズや汚れの確認作業」です。


通常は引越し当日に荷物を全て運び出したあとに行います。キズ・汚れをチェックしやすくするためですね。

退去立会いで確認した内容を元に修繕費用の負担割合が決まるので、入居時からあったキズや汚れについては、立会い時にきちんと伝えましょう。

所要時間は部屋の広さにもよりますが、20~40分ほどです。

なお退去時には退去手続きのほかにもやることがたくさんあります。代行してもらえる引越し手続きについては、以下のような代行サービスを利用するのがおすすめです。

退去時のハウスクリーニング費用を抑える方法

退去時にかかるハウスクリーニング費用を抑えるには、どうしたらいいのでしょうか。

基本的に退去後のハウスクリーニングは、大家さんが決めたハウスクリーニング業者が行います。入居者が自分で安い業者を選ぶことはできません。

そのため入居者が費用を抑えるためにできることは、以下の2点となります。

  • 居住中・退去前の掃除を怠らない
  • 汚れ具合によっては、退去前にハウスクリーニング業者を自分で頼む

「自分でできる掃除の方法」と「自分でハウスクリーニング業者を頼む場合に費用を安くするコツ」についてお伝えします。

居住中・退去前の掃除を怠らない

ハウスクリーニング費用を抑えるため、「日常の掃除」「退去立会い前の掃除」を怠らないようにしましょう。汚れがひどいほど、ハウスクリーニング費用は高くなるからですね。

退去立会いでチェックされるポイントと、日頃のお手入れ方法についてお伝えします。

床・フローリング

床は家具によるキズがつきやすい場所です。ベッドなどの大型家具設置による凹みは「通常の使用によるもの」として大家さん負担になることが多いですが、家具を引きずったりぶつけたりしてできたキズは入居者負担になります。

自分の部屋ではありますが「借りている」という意識を忘れずに、室内は丁寧に扱いましょう。

また床がカーペットや畳の場合、食べこぼし・飲みこぼしを放置するとシミになります。こぼしたときにすぐ掃除してください。

壁・クロス

壁・クロスは「タバコ」「油」「ホコリ」による汚れや臭いがつきやすい場所です。水回りゾーンの壁はカビが発生することもあります。

定期的にホコリを払ったり拭いたりすると、キレイな状態を保ちやすくなります。

ただし水を吸う素材の壁(紙・布クロス、塗り壁・土壁など)は水拭きに弱いので注意してください。

水回り

キッチンは油汚れ、浴室・洗面所などはカビや水アカ、トイレは尿石汚れがつきやすい場所です。汚れは放置しているととれにくくなってしまいますので、こまめに掃除しましょう。

「カビを見つけたら早めに掃除する」「水回りは汚れを落とした後にしっかり乾燥させる」と、キレイな状態を保ちやすくなります。

エアコン

エアコンを分解しての本格的な清掃は素人には難しく、手順を間違えると故障の原因にもなるため、プロに任せるのがおすすめです。

ただフィルター掃除は自分でできるので、こまめに掃除しましょう。エアコンのフィルター掃除の手順は以下のとおりです。

  1. 1. フィルターをはずして優しく掃除機をかける
  2. 2. フィルターを水洗いする
  3. 3. 乾かして元通りセットする

汚れがひどいときは退去前にハウスクリーニングを自分で頼む

部屋の汚れがひどい場合には、退去立会い前にハウスクリーニングを自分で頼んでおくことで、退去時費用を減らせるかもしれません。

自分でハウスクリーニングを頼む場合に使える「費用を抑えるコツ」を紹介します。

ハウスクリーニング業者の繁忙期を避ける

ハウスクリーニングの繁忙期を避けて閑散期を狙うと、費用が安くなる可能性があります。閑散期は料金を安く設定する業者もあるからです。

ハウスクリーニングの繁忙期は以下のとおりです。

  • 3月(引越しシーズン)
  • 6~7月(エアコンクリーニングの繁忙期)
  • 12月(大掃除)

自分でハウスクリーニング業者を手配する場合は、閑散期を狙うことをおすすめします。

荷物を運び出したあとにハウスクリーニングしてもらう

できればハウスクリーニングは荷物を運び出したあとに行いましょう。家具・家電を養生しなくていいので業者の手間が減り、費用が安くなるからです。

荷物を運び出した後なら、生活しているところに業者がくるわけではないので、わずらわしさが軽減されるメリットもあります。日程調整もしやすいでしょう。

複数箇所をまとめてハウスクリーニングする

さきほど「水回りパックプラン」を紹介しました。このようなパックプランを利用して複数箇所をまとめて依頼すると、クリーニング料金が割引されます。

そのためクリーニングしてほしい場所が複数あるなら、まとめて依頼しましょう。

まとめ

退去時のハウスクリーニング費用は、大家さんが負担するのが原則です。ただし「賃貸契約の内容」や「汚れやキズができた理由」によっては入居者が負担するケースもあります。

ハウスクリーニングの費用相場はワンルームで15,000~30,000円です。汚れの程度や地域によって実際の費用は変わりますので注意してください。

また賃貸の契約書でハウスクリーニング費用が一律に決められている場合には、請求される金額が相場より高くなることもあります。

費用負担や金額についての決まりは物件により異なりますので、退去が決まったら賃貸の契約書をチェックしてください。

なお退去時には退去手続きやハウスクリーニング以外にも、「電気・ガスなどのライフラインの引越し手続き」などやるべきことがたくさんあります。

以下のサイトを使えば退去時のライフラインの手続きが無料でまとめて代行できるので、少しでも手間を減らしたい方にはぜひおすすめです。

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