同棲解消ですること!引越し費用や別れてから出て行くまでの期間を解説

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同棲を始めたものの、一緒に住んでみたら性格・価値観やライフスタイルの不一致が浮き彫りになったり、相手の思いもよらなかったことが分かったりと、同棲解消するカップルも少なくありません。

同棲解消することになり、契約関係や引越し手続きなど、具体的に何をどうすればいいのだろうとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

この記事では実際の体験談をもとに、「同棲解消の決定」から「具体的な引越し」までの手順や流れ、別れてから出て行くまでの期間はどれくらいかかるのかを解説します。

「引越しにどれくらいの費用がかかるのか」も解説しますので、最後まで読んでいただければ同棲解消に伴う引越しについての疑問点がスッキリ解決するはずです。

引越し時に面倒に感じる人が多い「ライフラインの手続き」を一括でできるサービスも紹介しますので、精神的にも時間的にも余裕がない「同棲解消による引越し」で、心身の負担を軽減できます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

すぐに具体的に確認・相談をしたい方はこちらの退去一括手続き窓口にご相談ください。

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同棲解消が決まってからまずすること

同棲で「金銭感覚の違い」「考え方の違い」が浮き彫りになり、同棲解消して別れることを選択するカップルもいます。また長く同棲しているとマンネリ化したり、どちらかに新たに好きな人ができたりすることもあります。

私は「結婚したいかどうか」の感覚が違って、同棲していた彼と別れることになりました。似たような事情で同棲解消に至った方も多いのではないでしょうか。

また私の周りではあまり聞いたことがありませんが、中には別れずに同棲だけ解消するカップルもいるようです。

さまざまな理由で「同棲解消」という結論に至った場合、どのような流れで新生活への移行をすすめるのか、実体験をもとに解説します。

具体的な手続きの前にやること:同棲解消後の方向性を決める

具体的な引越しなどの手続きを始める前に、まず決めておきたいのが「同棲解消後にどうするか」です。同棲解消後にお互いがどう行動するかによって、同棲解消に向けた準備や同棲解消にかかる費用が変わってくるからですね。

各カップルの状況によりますが、主に以下のような選択肢があるでしょう。

  • 実家に戻る
  • 新しい家を契約して引越す
  • 新しいパートナー・友人の家に移る
  • どちらかが今の家に残る

大きく分類すると「二人とも家を出る」または「どちらかが家に残る」となります。

自分だけではなくパートナーがどのような選択をするのかも聞いておきましょう。

もしパートナーが今の家に残るのであれば、今の家の退去費用などは不要になるからです。また大家さん・管理会社への退去連絡も不要です。

反対に二人とも今の家を出るなら、退去費用の分担について話し合っておく必要がありますし、退去日を決めて大家さん・管理会社に連絡しなくてはいけません。

同棲した部屋は解約する人が多いの?

解約する人が多いようです。私たちも同棲していた部屋を解約しました。理由は以下の通りです。

  • 2LDKで、一人暮らしするには広すぎた
  • 家賃も一人では負担が大きかった
  • それぞれの職場への中間地点にあったので、より職場に近い場所に引越したかった
  • 思い出がある部屋に住み続けるのは辛すぎた

周囲に聞いてみても、一緒に住んでいた部屋は解約するカップルが多いようです。ただ「もともと彼女が住んでいた部屋に彼氏が転がり込んできた」といった場合は、後から入ったほうが出ていくことになるでしょう。

同棲解消で心機一転新しい部屋に移ることを決めても、新しい家を探して手続きして…というのは、時間的にも精神的にも余裕がない中、とても大変です。

そのため実家から通勤・通学できて実家との関係もよいなら、実家の戻るのがラクでおすすめかなと思います。実家に戻るなら冷蔵庫や洗濯機などは不要のため今の家から運び出す荷物も少なくて済みますし、家賃もかかりません。

具体的な手続きの前にやること:今の家の契約内容を確認する

今の家の契約内容も確認しておきましょう。初期段階で確認しておきたい内容は主に以下の2点です。

  • 契約名義(契約者)
  • 退去手続きの期限

もし契約者ではない人が今の部屋に残りたい場合、名義変更の手続きをする必要があります。

また共同名義(連名契約)で借りている場合、「どちらか1人が出ていく場合は、契約解消になる」という契約内容になっていることが多いです。

「相手が今の部屋に残りたいというから」と、共同名義で契約したまま自分だけ引越した場合、相手が家賃を滞納すると自分に家賃支払いの義務が生じますので注意しましょう。

共同名義の部屋にどうしても残りたい場合、いったん契約解除して、残る人が一人で再審査を受けて、再契約することになるでしょう。

具体的な手続きの前にやること:いつ同棲解消するか決める

同棲解消後にどうするかが決まり、契約内容も確認出来たら、いつ同棲解消するか(退去するか)を相手と相談して決めましょう。

多くの物件では退去1ヶ月前までに退去連絡することになっています。退去希望日から逆算して、大家さん・管理会社に伝えてください。

また経験上、同棲解消が決まって新しい家を探して契約して…という作業も、仕事をしながらだと1ヶ月~1ヶ月半くらいはかかります。

同棲解消 別れてから出ていくまでの引っ越し手順

では同棲解消で引越すまでの具体的な手順を紹介します。

同棲解消が決まってから、実際に家を出て行くまでの流れ

同棲解消が決まってから実際に同棲していた家を出ていくまでの流れを、実体験に基づいて一覧で紹介します。なお同棲していた家は賃貸物件です。

実体験に基づくものですので、お住まいのエリアや物件によって流れが少し違うかもしれないことはご了承ください。

  1. 新居探しと賃貸契約
  2. 同棲している物件の退去手続きをする
  3. 退去にかかる費用の支払いについて決める
  4. 引越し業者を決めて依頼する
  5. 電気、ガス、水道などのライフラインを解約・新規契約する
  6. 各種の引越し・住所変更手続きをする
  7. 退去立ち会い・引越し作業

新居探しと賃貸契約

まずは同棲解消後に住む場所を探しましょう。私たちはお互いの職場の中間点あたりで同棲していたので、私はより職場に近いエリアで探しました。

相手に引っ越し先を聞いておき、バッタリ会わないようなエリア(生活圏がかぶらないエリア)を選んだ友人もいました。私はそこまで考えが及ばなかったのですが、彼も職場近くに引っ越したと思うので、結果的には距離が離れたと思います。

「休日におでかけしたら、パートナーが新しい恋人を連れているところにでくわし、まだシングルの自分がみじめになった」といったことが起こるとかなり落ち込むので、距離を離すことは物件の条件としてけっこう重要です。

私は仕事していたので、不動産屋さんに行ったり内見したりできるのは週1~2日(私の場合は土日)だけ。引越しする人が多い3~4月ではなかったせいか、土日でもあまり混んではいなかったのは幸運でした。

「気分が落ち込んでいるから」あるいは「とにかく早く別々に暮らしたいから」という理由で、「とにかく早く契約したい」と焦ってしまう人もいるようですが、しっかり内見して検討しないと後悔します。何を重視するかは個人差がありますが「日当たり」「広さ」「設備」「セキュリティ」「交通アクセス」など、重視するポイントを決めましょう。

ゴミ捨て場など共有施設のキレイさも、快適に暮らせるポイントだと思います。

私はデザインで選んで、今も気に入っています。同棲物件は広さと部屋数を重視したのでオシャレではなかったのですが、新しい部屋は「自分の空間」という感じで気に入っています。ただ二人暮らし用から一人暮らし用に引っ越したので、やはりちょっと狭くて、少し服などは処分しました。

同棲している物件の退去手続きをする

二人とも同棲している物件を退去する場合は、引越し先の物件が決まったら、今の物件の退去手続きをします。

退去手続きはまず、大家さん・管理会社に連絡します。管理会社が入っている場合は、大家さんではなく管理会社が窓口です。

電話連絡した後、書面を提出して手続き完了となりました。

中にはネットだけで手続き完了する管理会社もあるようです。便利ですね。

退去連絡には「退去の1か月前までに書面提出」といった期限があるので、期限内に手続きしましょう。遅れてしまうと余計な家賃が発生し、家賃の負担でモメることになります。

私たちの場合契約名義者が彼だったので、彼が連絡してくれました。きっちりした性格の人なので安心して任せられましたが、だらしない・うっかりしているパートナーの場合は注意して「連絡した?」と確認しておくといいかもしれません。

退去にかかる費用の支払いについて決める

退去する場合、修繕費を請求される場合があります。そのため事前に退去費用の負担割合について決めておきましょう。

カップルによって決め方はさまざまですが、以下のような例があると思います。

  • 二人同時に入居したから折半
  • 収入に応じて負担を変える
  • 汚した程度の大きい方が多く払う(喫煙者、傷をつけたなど)
  • 住んでいる期間の長い方が多く払う

入居時に敷金を支払っている場合は、敷金だけで修繕費がカバーでき、余った敷金が返金されることもあります。そのため「追加請求があったらどうするか」「返金されたらどうするか」の2パターンで考えておくのが重要です。

責任に応じて負担を変える場合、傷や汚れの程度を確認するためにも、退去立ち会いは二人とも参加しましょう。

引越し業者を決めて依頼する

新居と引越し日が確定したら、引越し業者を決めて依頼しましょう。

「実家に戻る」などで荷物が少ないのであれば、自家用車やレンタカーで、友人や家族に手伝ってもらって自力引越しも可能です。

引越し業者を依頼する場合は、いくつかの引越し業者を比較してください。引越し業者によって値段やサービスが異なるからです。

また引越しの時期によっても値段はかわり、3~4月は繁忙期で高くなります。避けられるなら繁忙期を避けた方が、引っ越し費用は安く済むでしょう。

なお引越し日がかぶってしまうと家の中が混乱すると思いますので、相手とは別々の日に引っ越すことをおすすめします。二人で引越し日の調整をしておきましょう。

電気、ガス、水道などのライフラインを解約・新規契約する

同棲していた部屋の電気・ガス・水道などのライフラインの解約と、新居での新規契約手続きも必要です。解約は退去する日(あとから引越す方の引越し日)、新規契約は新居に入居する日に合わせましょう。

インターネットを契約している場合、光回線(固定回線)だと解約や移転手続きが必要となります。モバイルWi-Fi(ポケット型Wi-Fi)やホームルーター(置き型Wi-Fi)の場合は、マイページで住所変更するだけでOKです。

なおネットについては今使っているものを新居にもっていきたくても、エリアによっては使えないことがありますので注意しましょう。

電気・ガス・水道・インターネットの手続きは、まとめて代行してもらうことも可能。私はこちらの退去一括手続き窓口を使いましたが、電話1本で用件を伝えるだけで全部やってくれたので、かなりラクになりました。

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火災保険の解約を申し出る

賃貸物件に入居する際、火災保険を契約したと思います。退去時に解約を申し出ることで、残期間分の保険料が返金される可能性があります(解約返戻金)。

手続きしなくても特に問題はありませんが、少しでもお金を取り戻しておきたいなら、保険会社または代理店に申し出てください。

証券番号を伝えないといけませんので、保険証券を用意してから連絡しましょう。

各種の引越し・住所変更手続きをする

公的な住所変更手続きなども必要になります。

市区町村をまたいで引越しする場合は、今の住所を管轄する市役所に転出届、新しい住所の市役所に転入届を出します(旧住所と新住所でそれぞれ1回ずつ手続き)。市区町村内の引越しなら、市役所に転居届を出すだけでOK(手続きは1回だけ)です。

「郵便局への転居届提出」「クレジットカード・通販サイトなどの住所変更」も忘れずにおこなっておきましょう。

郵便局に転居届を出しておくと、元の家に届いた郵送物を1年間新しい家に転送してくれます。転居届は郵便局窓口のほか、ネット(e転居、ゆうびんIDが必要)でも提出できます。窓口がやっている時間に行けるなら、窓口で手続きするのが簡単かと思います。

勤務先にも住所変更の連絡が必要です。

退去立ち会い・引越し作業

準備がすべて整ったら、退去日・引越し日を迎えます。二人の引越し日をずらす場合は、自分の引越し日=退去日にならない可能性もあります。

荷物をすべて運び出してから退去立ち会いを行いますので、引越し作業の時間と退去立ち会いの時間を調整してください。「荷物の搬出」「退去立ち会い」「新居への搬入」を1日でやる場合、きちんとスケジュール管理しておかないと慌てることになってしまいます。

退去費用を責任に応じて割り振る場合は、退去立ち会いには二人とも参加しましょう。どのような傷・汚れであれ折半すると決めたなら、最後に引越す人だけが立ち会ってもいいかもしれません。

退去立ち会い時に家の鍵を返却しないといけないので、一人だけで退去立ち会いする場合は、後から出て行く人が、先に出ていく人から鍵を預かっておきます。

同棲解消で引越しできるまでにかかる期間は1ヶ月以上

同棲解消から実際に引越しできるまでにかかる期間について解説します。

同棲解消で別々に暮らすまでにかかる期間

同棲解消を決めてから別々に暮らし始めるようになるまでは、たいてい1ヶ月以上かかります。理由は以下の通りです。

  • 仕事しながらだと、部屋探し・契約・引越し作業に1ヶ月程度かかる
  • 退去できるのは退去連絡してから1ヶ月後のことが多い

社会人だと仕事が休みの日しか部屋探しできないので、効率的に部屋探しできたとしても物件を決めるまで1~2週間はかかります。私は2週間(土日×2回)かかりました。

また部屋を決めても、申し込んですぐ入居できるわけではありません。入居の審査に3日~7日程度かかりますし、前の入居者が退去したばかりなら「リフォームやクリーニングするので少し待ってください」と言われることもあります。

注意!退去連絡が退去日2ヶ月前の物件もあり

「退去連絡は退去希望日の1か月前までに」としている賃貸物件が多いのですが、物件によっては「退去の2ヶ月前に連絡してください」ということもあります。

退去予告の期限は賃貸契約書に記載されていますので、必ず確認しておきましょう。

「新居も決まったし、別れたのにずっと一緒に住みたくない」と契約上の退去日前に引越ししてしまうことも可能は可能です。ただ「退去日に退去立ち会いが必要」「退去日までは家賃がかかる」点には注意が必要です。

別れたのに一緒に住むのが辛い場合の対処法

同棲解消するときは別れるカップルが多いと思います。別れてから同棲解消まで1~2ヶ月もあるのは、正直辛いです。

私たちの場合は結婚に対する価値観が合わなくて別れることになったのですが(結婚したい私と結婚に踏み切れない彼)、同棲解消を決めたあとも「結婚する気がなくても彼が好き」「このまま同棲していればいつか彼の気持ちが変わるのでは」などと揺れ動いて、かなり辛かったです。

また「喧嘩が多くて別れることになった」「どちらかが浮気した」という同棲カップルの場合は、険悪な雰囲気で過ごさないといけなくなります。

別れたのに一緒に住むのが辛い場合は以下のような方法も検討してみてください。

  • 実家に戻る
  • 友達の家に泊めてもらう
  • 短期利用できるシェアハウスに入居する
  • ウィークリー・マンスリーマンションに移る

私の場合は実家が遠く、友人の家やシェアハウスも抵抗があったため、別れてからも引越しまでの1ヶ月間同居していました。気持ちが辛くて「どうにかして前のように戻れないかな」と思うときもあったのですが、新しい物件探しや一人暮らし用の家具・家電の準備などをしながらなんとか気を紛らわせていました。

今思い返してみると、私の場合、もともと部屋探しやインテリアが好きだったことも、気を紛らわすことができた理由かもしれません。また「1ヶ月」という期限があったことで、「やらないといけないことをこなす」というモードにもなれました。

同棲解消で必要な金額とお金の整理

同棲解消で必要となる費用と、お金・家財の整理について紹介します。

同棲解消で発生する主な費用

同棲解消から引越しまでに発生する主な費用は以下の通りです。

  • 退去費用
  • 引越し費用
  • 新たな賃貸物件への入居費用

退去費用の目安

退去費用は原状回復費用(修繕費)などです。修繕費は基本的に契約時に払った敷金から充当され、敷金だけでは足りない場合は追加で請求されます。そのため金額は「契約時に敷金をいくら払ったか」や「部屋の汚れ具合」によって変わり、「目安」「相場」をお伝えするのが難しいです。

例えば私たちの場合は比較的部屋をキレイに使っていて、喫煙などもしていなかったため、敷金のみで大丈夫で、追加の請求はありませんでした。もしかしたら契約名義者である彼のところに、いくらか敷金が返金されたかもしれません。

私たちの場合は彼が契約時に敷金を一括で払ってくれていましたが、敷金を共同で払った場合は、返金されたときの取り扱いも決めておいた方がよさそうですね(敷金を半額ずつ負担したなら、返金額も折半するなど)。

敷金を払っていなかった場合や追加請求があった場合は、退去費用を折半して払うカップルが多いのではないでしょうか。ただ以下のような場合は、責任の大きさに応じて負担額を変えたほうが、不公平感がないかもしれません。

  • どちらかが喫煙者(室内でタバコを吸っていた人が多めに負担)
  • どちらかが不注意でつけた傷がある(傷をつけたほうが多めに負担)
  • どちらかが元々住んでいた家に、あとからもう一方が入居した(住んでいた期間の長い人が多めに負担)

なおどちらかが今の家に残る場合は、退去しないので退去費用はかかりません。

引越し費用の目安

引越し費用は、「荷物の量」「移動距離」「時期」によって異なります。私の場合は近隣市への引越しで、繁忙期以外(通常期)で50,000円くらいだったかと思います。

もし荷物の量が少ないのであれば「単身パック」などを利用して、さらに安く済ませることも可能です。

複数の引越し業者から見積もりをとることで安くできますので、いくつかの業者に見積もりを依頼してみましょう。

新たな賃貸物件への入居費用の目安

新しい賃貸物件に入居するための費用は、新しい家の家賃の5ヶ月分程度です。家賃6万円の部屋に住むなら、30万円ほどかかることになります。

入居費用の内訳は以下の通りです。

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 保証料
  • 鍵交換料
  • 害虫駆除・消臭費用

敷金・礼金がない物件や、仲介手数料がないあるいは安い物件もあります。また家賃が1~2ヶ月分無料になる「フリーレント」の物件もあります。

ただ私もフリーレント物件を探してみたのですが、けっこう早く埋まってしまうみたいで、タイミングよく内見できませんでした。フリーレントについては「あればラッキー」くらいに思っておいたほうがいいのかもしれません。

また敷金がないと初期費用の面では助かりますが、退去するときに修繕費の負担が大きくなる可能性があります。

名義を変更して住み続ける場合にかかる費用

同棲解消後も片方が住み続ける場合、基本的には「契約名義人」ではないと住めません。契約名義人ではない人が住み続けたいなら、契約名義を変更する必要があります。

契約名義を変更する場合、手数料として費用が発生することもあります。手数料は大家さんや管理会社によって違いますが、1万円~家賃1ヶ月分かかることもあるようです。

二人で共同貯金をしている場合

二人で共同の貯金をしている場合には、共同貯金をどうするか決めないといけません。できれば同棲を解消するときではなく、始めるときにルールを決めておきましょう。

険悪になって同棲解消する場合、冷静にお金の話ができないからです。例えば相手が浮気して別れることになった場合、「慰謝料として全部もらう!」「浮気と貯金は別の話。そんなの認めない!」という争いにもなりかねません。

共同貯金するなら、同棲開始時に以下のことを取り決めておくといいでしょう。忘れないように、文書に残しておくといいですね。

  • 共同貯金を誰がどの口座で管理するか
  • 同棲解消したときの配分方法(入金していた割合に応じて分けるなど)

共同貯金していた口座を別れてからも使い続けることもできます。ただアプリなどでお互いに見られる状態になっている場合は、連携を解除しておくなどのひと手間が必要です。「なんとなく気持ち悪い」と思うなら、貯金を配分した後にきれいさっぱり口座ごと解約してしまう方がいいでしょう。

家具や家電の配分

家具や家電などの家財も、二人で分けなくてはいけません。

どちらかが実家に戻るなら、基本的には一人暮らしになるほうが多く家財をもっていくことになるでしょう。お互いの状況や「どちらが買ったか」によって、分け方はさまざまです。

ちなみにお揃いのマグカップなどは「見るのが辛い」と処分してしまう人も多いようです。私はお揃いの食器の中でかなりお気に入りのもの(奮発して購入したもの)がいくつかあったので、そのまま新居に持っていき、今でも使っています。

友人には「信じられない」と言われてしまいましたが、本人が気にしていなければ問題ありません。

大きくて一人暮らし用の部屋にもっていけない家具などは、リサイクルショップ・フリマアプリ・掲示板アプリなどで売るか、処分するかしましょう。

私たちは「どちらももっていかない」と決まった家具(大きなソファーなど)は、引越し業者と提携している業者に買い取り・引き取りをお願いしました。自分たちでリサイクルショップまで運ぶ手間もなくラクだったのでおすすめです。

まとめ:同棲解消ですること!引越し費用や別れてから出て行くまでの期間を解説

何らかの理由で同棲解消する場合は、まず同棲解消後の方向性と同棲を解消する日を決めましょう。そのうえで大家さん・管理会社に退去連絡をして、粛々と作業を進めていきます。

退去連絡は退去日の1ヶ月前となっていることが多いので、同棲解消を決めてから実際の引越しまでは少なくとも1ヶ月かかります。

またその1ヶ月で、お金や荷物の扱いについて相談することがかなりあります。のちのちトラブルにならないよう、話し合っておかないといけないからですね。ここはお互いがお互いをどう思っていようとも、事務的かつ大人な対応をするしかありません。

かなりの短期間で多くのことを決めないといけないので非常に忙しいです。

引越しの部分で言うと、電気・ガス・水道・インターネットの解約・契約手続きは、それぞれ窓口や対応時間が異なるため一気に片付けたくてもなかなかそうはいきません。

特に、契約先によってサービスや料金、対応エリアが異なるため、本来であれば調べた方が良いのですが、そのような時間が撮れないのが現状です。

しかし、電気・ガス・水道・インターネットの契約を一括で行ってくれる窓口を利用すれば、最適な料金の会社も教えてくれるので時短になります。私も利用しましたが全て代行してくれるのでぜひ活用してみてください。

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ちなみに別れてから一人暮らしを始めると、「部屋に自分以外の人がいないこと」に寂しさを感じることもありました。男性が家にいないのでセキュリティ面で不安になることもありましたし、テレビを見ていても感想を言える相手がいないし、一人だとつい家事や料理を手抜きしてしまって「なんだか生活にハリがない」と感じることも。

今でも「同棲までしたのに、どうして別れちゃったんだろう」「また同棲したい、結婚したいと思える人に出会えることがあるのかな」と不安になることもあります。でも「完全に一人だから自由」「遅く帰ってきても気兼ねしない」など、一人暮らしのいいところを見つけながら少しずつ今の暮らしを受け入れています。

これから同棲解消を考えている人も不安を抱えていると思いますが、一人の生活には少しずつ慣れていけますよ。この記事が同棲解消を考えている方の助けになれば幸いです。

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